爆サイで誹謗中傷されたらどうすればいい?削除依頼や発信者情報開示、訴訟について

爆サイで誹謗中傷されたらどうすればいい?削除依頼や発信者情報開示、訴訟について

削除請求の訴求バナー

みなさんは爆サイというインターネット上のサイトをご存じですか。

爆サイは大手のネット掲示板で、一番の特徴は地域密着型である点ですが、そのぶん個人や店舗への誹謗中傷が書かれることも多いです。

本記事では、爆サイで誹謗中傷や名誉毀損と思われる被害を受けたときの削除や対応を解説していきます。

爆サイとは?

最初に、爆サイとはどのようなサイトなのかについてもう少し詳しく紹介していきます。

爆サイは地域密着型のネット掲示板

爆サイとは、「5ちゃんねる(2ちゃんねる)」や「したらば掲示板」のような、大手のネット掲示板です。

ニュースやスポーツ、恋愛、趣味といった話題のカテゴリーごとの●●板に分かれていて、他のネット掲示板と同様、そのなかのスレッドに匿名で自由な書き込みができます。

ただ、「日本最大級のローカルクチコミ掲示板」と銘打っているように、爆サイには、地域特化という他の掲示板とは違う大きな特徴があります。

例えば、関東地方なら東京の下にさらに●●区や●●市といった板に分かれていて、大都市に限らず地方の市町村まで地域ごとに細かく整理され、スレッドが立てられるようになっています。

そのため、グルメ情報やローカルニュースなど地元での情報収集やコミュニティー作りに便利ですし、スレッドの内容もローカルネタや地域密着の話題が多くなっています。

爆サイは誹謗中傷が起こりやすい

このように、地域性の高さは爆サイのもつ大きな魅力であり、爆サイがここまで発展してきた理由の1つといえるでしょう。

しかし、この地域特化という特徴は、誹謗中傷に結びつきやすいという一面ももっています。

例えば、グルメ情報であれば、近所の店への不満や悪口といった書き込みもあり、他にも医療機関や職場、近所の住民などに対してネガティブな書き込みがされる場合があります。

実名つきで個人への悪口が書き込まれることもありますし、特定の個人に関する話題に書き込みが集中する「炎上」も起こりやすくなっています。

ローカルな話題が多いため、もしかすると近所に住んでいる人が書き込みを見ている可能性もあるでしょう。

特に爆サイには「風俗」や「不倫」など、名前を書かれると実生活でも不都合が起きる可能性のあるカテゴリーも多く、また、こういうカテゴリーの話題が盛り上がっている傾向にあります。

POINT
誰でも匿名で書き込みができるネット掲示板特有の環境に加えて、地域密着型の特徴のため、爆サイでは、他のネット掲示板では話題にならないような個人や店舗、企業に対する誹謗中傷が起こり、それがリアルへも悪影響を与えてしまう可能性があるといえます。

爆サイで禁止されている投稿

誹謗中傷が起こりやすいとされる爆サイですが、もし実際に自分がその標的になった場合、書き込みを削除することはできるのでしょうか。

そのためには、爆サイで禁止されている書き込みについて知る必要があります。

匿名で自由な書き込みができる爆サイですが、なにもかもが許されるわけではなく、規約で禁止されている行為も存在します。爆サイの利用規約第3条【禁止事項】には、主に以下のような禁止事項が定められています。

誹謗中傷に関するもの

「他人の名誉、社会的信用、プライバシー、肖像権、パブリシティ権、著作権その他の知的財産権、その他の権利を侵害する行為(法令で定めたもの及び判例上認められたもの全てを含む)」

とあり、他者への誹謗中傷は規約によって明確に禁止されています。

また、「本名、住所、メールアドレス、電話番号」など個人情報の投稿も禁止されています。

犯罪行為に関するもの

ほかにも「犯罪予告」「自殺への誘引」「詐欺、強迫、マルチ商法、ネズミ講」「出会いを求める投稿及び援助交際目的の投稿」などの犯罪行為やそれに類する投稿も禁止されています。

爆サイの誹謗中傷の書き込みを削除する方法

爆サイで禁止されている書き込みについて理解したところで、実際に投稿を削除する方法を紹介していきます。

爆サイでは誹謗中傷にあたる書き込みは禁止だと規約に明確に書かれているものの、実際に違反した書き込みを削除するには自分から行動を起こす必要があります。

自分で削除依頼の申請をする

規約第3条の2項には、禁止事項に反する書き込みについて、

「各事項に反する行為の存在が判明した場合、当社は当該投稿記事の削除・編集及び当該投稿者に対するアクセス拒否その他が必要と判断する措置を講じる場合が御座います」

と定められていて、禁止された内容の書き込みは、爆サイが削除を行う場合があると書かれています。

ただ、爆サイ自体が非常に大きな掲示板ですし、サイト側がすべてのスレッドや書き込みを監視できるわけではありません。

そのため、爆サイで誹謗中傷の被害を受け、投稿を削除してほしいときには、自分から削除依頼の申請が必要になります。

爆サイでの削除依頼の方法

爆サイでの投稿の削除依頼は「削除依頼フォーム」から行います。

各スレッドの最下部にある「最初から表示」や「最新レス」などの項目が並んでいるところに「削除依頼」と書かれた項目があり、ここから削除依頼フォームへ行くことができます。

削除依頼の申請には、無料の会員登録およびログインが必要です。

削除依頼フォームには、

  • 掲示板タイトル
  • スレッドナンバー
  • スレッドタイトル
  • レス番号
  • 通報区分
  • 名前(任意)
  • 返信用メールアドレス
  • 削除依頼理由

の入力が必須になっています。

一度に複数のレスに対して申請を出すことはできないので、誹謗中傷の投稿がいくつもある場合は個別に削除依頼する必要があります。

削除されない書き込みもある

爆サイの書き込みは削除依頼を出したからといって必ずしも削除されるとは限りません。

利用規約では、違反した書き込みに対し、削除等の措置を講じる場合があると書かれており、最終的に削除するかどうかは運営の判断になります。

もちろん、規約に違反していない投稿を気に入らないからという理由で削除申請しても認められることはありませんし、削除申請事態に不備があった場合にも書き込みの削除に応じてもらえない可能性があります。

 ただ、いくら書き込みを削除してもらえないからといって、72時間以内に同内容で何度も削除を申請したり、威圧的な内容の削除依頼を出すと、営業妨害と判断され、削除が受け付けてもらえなくなるだけでなく、禁止リストに登録される場合があるため、こうした行為は控えるようにしてください。

どうしても削除したいときは削除仮処分の検討も

運営に削除してもらえない書き込みをどうしても削除したい場合には、裁判所に削除仮処分を申請することもできます。仮処分は通常の判決よりも迅速に判断が行われ、決定自体は判決と同様の効力をもちます。

爆サイに限らず、ほとんどのサイト運営は、削除仮処分が認められると書き込みの削除に応じます。書き込みが削除されずに悩んでいる方は、一度、削除仮処分を検討してみるのもいいでしょう。

ただ、仮処分の手続きは複雑で、普通の人が行うには難しい部分もありますので、申請の際には弁護士など法律の専門家に相談することをおすすめします。

爆サイの誹謗中傷に対する削除以外の対応

誹謗中傷の書き込みに対しては、書き込みの削除だけでなく、発信者を特定して、刑事や民事での法的責任を追及することが可能です。

最後に、爆サイでの誹謗中傷に対する削除以外の対応を説明していきます。

発信者情報開示請求による投稿者の特定

爆サイに発信者情報開示請求を行い、書き込みの投稿者を特定することができます。

爆サイからIPアドレスやタイムスタンプを開示してもらい、相手のプロバイダを特定します。このとき、爆サイ運営が開示を拒否すれば、削除のときと同様、裁判所に開示請求の仮処分を申請できます。

その後、プロバイダに開示請求を行い、相手の氏名や住所など個人情報を開示させます。プロバイダから開示を拒否された場合には、開示請求の訴訟を行い、勝てば投稿者を特定することができます。

特定後は訴訟も可能に

発信者が特定できれば、相手に対して訴訟を起こし、法的責任を追及することができます。誹謗中傷に対する法的責任には刑事と民事の2種類があり、それぞれ別々に訴えを起こすことが可能です。

刑事では、誹謗中傷に対して、名誉毀損罪や侮辱罪、企業の場合には信用毀損罪や偽計業務妨害罪などの罪で刑事告訴できます。

警察がこうした犯罪に該当すると判断すれば、加害者が逮捕されることもありますし、その後の刑事裁判で有罪が確定すれば、罰金や懲役・禁錮などの刑罰を受けることになります。

また、これとは別に、民事でも不法行為に対する損害賠償・慰謝料の請求ができます。

専門家と相談しながらすすめよう

爆サイでの誹謗中傷の書き込みに対しては、削除依頼のほかにも、発信者特定や訴訟などの対応が可能です。

サイトからの削除依頼くらいなら自分でもできますが、削除仮処分や発信者情報開示請求、さらに訴訟となると法律知識のない個人で行うのはかなり難しいといえます。

ですから、こうした対応を考えている方は、弁護士など法律の専門家に相談を行い、アドバイスをもらいながら進めていくようにしてみてください。

弁護士に依頼したときにかかる費用と時間

実際に、インターネット上での誹謗中傷への対応を弁護士に依頼したときの費用や解決までにかかる時間をそれぞれのケースごとに紹介します。

相談料 5000~10000円

どのケースの依頼でも、最初は弁護士に相談を行い、被害の内容などを伝え、今後の対応について方針を決めたり、アドバイスをもらうことになります。

相談料は30分から1時間単位で5000~10000円程度が相場ですが、事務所によっては初回相談無料のところもあるので、調べてみるといいでしょう。

削除請求 5~20万円

削除仮処分により誹謗中傷の書き込みを削除してもらう場合の費用は20~30万円が相場で、通常、仮処分には2週間から数か月かかります。費用は書き込みの件数やスレッドごと削除するなどに依頼内容によっても変わります。

事務所によっては着手金と報酬金が設定されている場合があり、着手金は依頼に着手するときに支払い、結果に関わらず返金されませんが、報酬金は書き込みを削除できなかった場合は支払わなくてよくなります。

弁護士事務所によって費用は大きく変わり、着手金が高くても、そのぶん成功報酬が必要なく、全体の費用総額も抑えられている事務所もありますので、依頼の前にはよく比較検討するようにしてください。

その他、裁判に関する実費や弁護士が活動するときの日当なども必要になるため、全体の金額はこれ以上になることもあり、仮処分の際には、裁判所で定められた10~30万円程度の担保金を納める必要があります。

発信者情報開示請求 10~30万円

加害者の個人情報を得るための発信者情報開示請求を行うときの費用は10~30万円が相場です。

こちらも着手金や成功報酬が必要になる場合があり、ほかに収入印紙代(2000円程度)や裁判所への送達費用(1000円程度)など実費もかかります。

情報開示にかかる期間は、仮処分なら数週間から数か月で、訴訟の場合は数か月から半年かかることもあります。

加害者に損害賠償請求を行う場合 示談10万円~ 訴訟20万円~

投稿者に民事での損害賠償請求を行う場合の費用は、示談にするか、裁判に訴えるかで変わってきます。示談の場合は10万円から、訴訟の場合は20万円からが相場です。

訴訟内容によって着手金、報酬金が変わってくるため、金額はこれより大きくなる可能性もあります。

POINT
民事裁判は平均1年~1年半といわれていますが、内容によっては数年かかることもあり、裁判期間によっても費用が変わってきます。

まとめ

爆サイは、地域に特化した話題が豊富で、ローカルな情報やコミュニティーが魅力のネット掲示板ですが、その反面、地元の店舗や企業、特定の個人に対しての誹謗中傷が起こりやすくなっています。

こうした被害に遭ったときには、サイトから削除請求を行えば、書き込みが削除される可能性があります。

もし、運営に書き込みを削除してもらえない場合や発信者を特定して訴訟を起こす場合には、弁護士など法律の専門家に相談するようにしてみてください。

関連記事

  1. 誹謗中傷がもたらす生活への影響とは?被害者と加害者それぞれの立場について解説 誹謗中傷がもたらす生活への影響とは?被害者と加害者それぞれの立場…
  2. 名誉毀損をすることで、どんな罪(罰則)があるのか|事例も紹介
  3. 誹謗中傷の示談金はどのくらい?相場や示談の流れについて解説 誹謗中傷の示談金はどのくらい?相場や示談の流れについて解説
  4. インターネットやSNSでの誹謗中傷は犯罪になる?何の罪に問われるか解説 インターネットやSNSでの誹謗中傷は犯罪になる?何の罪に問われる…
  5. 海外法人のインターネット上のサイトから誹謗中傷された場合の対処法は? 海外法人のインターネット上のサイトから誹謗中傷された場合の対処法…
  6. 誹謗中傷に関する法律改正はいつから?匿名投稿者の情報開示は簡単になる? 匿名で書き込んだインターネットの誹謗中傷はバレて罪になる?
  7. インターネットの誹謗中傷を削除したい!削除依頼はどこにすればいい? インターネットの誹謗中傷を削除したい!削除依頼はどこにすればいい…
  8. 名誉毀損で逮捕されるのはどんな時か? 名誉毀損で逮捕されるのはどんな時か?

無料相談はコチラ



PAGE TOP