マンションコミュニティの書き込みを削除したい!方法や削除されない場合の対策

マンションコミュニティの書き込みを削除したい!方法や削除されない場合の対策

削除請求の訴求バナー

マンションコミュニティに悪印象の書き込みがされると、それをみた利用者が購入を取り下げてしまうおそれがあります。では、悪印象の書き込みは削除してもらえるのでしょうか。

本記事は、書き込みの削除基準と削除されない場合の対策を解説します。

マンションコミュニティとは

マンションコミュニティとは、「ミクル株式会社」が運営している分譲マンション専門のインターネット掲示板です。

入居後のトラブルをできるだけ回避するために、全国のマンションに関して情報交換する場として知られています。首都圏と関西圏のほぼすべての分譲マンションを網羅しており、一ヶ月当たりのアクセス数は推定250~300万回に至っています。

マンションコミュニティの掲示板の種類

掲示板は検討版、住民板、知識版の3つに分けられています。

検討版(新築分譲マンション用掲示板)

主に物件を検討中の方、契約前の方向けのスレッドです。契約後の方も投稿できます。実際に現地やモデルルームを見学した人による意見交換がされており、モデルルーム来場者の年齢層・家族構成や、実際の販売状況など、公式サイトでは分からない情報を入手できます。

住民板(中古マンション用掲示板)

マンション契約後の方や、入居済の方のみが書き込める掲示板です。住人板では、実際にそのマンションに住んでいる人や住んだことがある人の生の意見を知る事が出来ます。特に、中古マンションを検討している人は、既存住民の書き込みによって、どのようなトラブルがあるか参考にすることができます。

知識版(マンションの一般知識用掲示板)

住宅ローンやリフォーム相談など、不動産購入に関する情報交換ができる掲示板です。特定の物件についての情報ではなく、不動産に関する一般的な情報について知ることができます。

マンションコミュニティが人気を集めている理由

マンションコミュニティは会員登録することなく書き込みができる匿名掲示板ですので、誰でも率直な感想を書き込むことができます。

そのため、セキュリティの良さや建物のキレイさなど、魅力的な情報を知ることができる反面、騒音問題や住人同士のトラブルなど、企業側が隠したがるようなマイナス情報についてもわかります。

良い点と悪い点を比べながら住居の購入を検討できるため、入居後のトラブルを可能な限りなくせることが最大の魅力ともいえるでしょう。

一方で、誰でも簡単に意見や感想を投稿できるため、中には根も葉もない噂話やマイナスイメージを含むデマ情報が書き込まれることもあります。たくさんのユーザーが利用しているため、このような口コミが書き込まれると、マンションの売り上げが大きく下落してしまいます。

また、競合他社による印象操作や、特定の関係者を不当に陥れることも可能ですので、これらの書き込みがあった場合は早急な対処が必要になります。

マンションコミュニティにまつわるトラブルの影響

マンションコミュニティにおける掲示板の形式は、5ちゃんねる(旧2ちゃんねる)と同じく「スレッドフロート形式」です。

スレッドフロート型掲示板では、最新のコメント投稿がなされたスレッドが、その掲示板の最上位に表示されます。つまり、マイナスイメージの書き込みがされると、自動的に掲示板の上位に表示されてしまうため、多くの人の目に晒されることになります。

例えば、「Aマンションは耐震性のチェックができてないらしいのに、全く改修工事がされていない」などの根も葉もない噂が書き込まれる可能性があります。

また、不動産会社に対しては、例えば「Aマンションの販売をしている営業は、知識があやふやで間違った説明ばかり説明している」などといった誹謗中傷を受けることがあり得ます。

さらに、競合他社に属するものは、競争相手となるマンションのイメージを下げるような投稿もできます。

例えば、「このマンションの近くに住んでいますが、夜になると頻繁に暴走族による騒音が発生し、眠れなくなります」「このマンションでは近隣住民とのいさかいが多く、巻き込まれることが多々あります。購入を検討している方は取り下げることを勧めます。」など、実際に住んでいないのにもかかわらず、特定のマンションのイメージを下げる発言が可能です。

もしこのマンションの購入を検討していた人がこのような投稿を読んでしまうと、本当に購入を取りやめてしまうかもしれません。マンション側としては、顧客との契約の機会を逃したことになるため、経済的な損失を被ることになります。

このような風評被害を受け続けると、顧客が寄り付かなくなり、場合によってはマンションの資産価値自体が低下することもあります。

マンションコミュニティの削除基準

マンションコミュニティの利用規約には、コメントの削除基準が記載されています。削除対象に当たる投稿は以下の通りです。

コメントの削除基準
・当サイトに参加されておられる方が不快に感じられると判断するもの
・マンションの関係者であろうことや特定の投稿者を攻撃するもの
・2ちゃんねるでのやり取りを連想させるような表現、投稿内容
・ただの相づちだけで内容が無いもの
・個人、又は団体の名誉を著しく毀損しているもの
・倫理的観点から問題があるもの
・当サイト及び他の企業もしくは第三者に不利益を及ぼすもの
・当サイトの競合となる同等のサイトへのリンクがあるもの
・公序良俗に反しているもの
・著作権等知的所有権の侵害になるもの
・投稿の内容が、事実と著しく異なると判断できるもの
・故意・過失に問わず、各種法令に違反しているもの
・スレッドの内容と無関係な内容であると判断するもの
・スレッドが荒れてしまうと判断するもの
・「無料で広告できます板」以外での営業行為と判断されるもの
・物件購入の意志を妨げようとする悪意あるもの
・他の物件を批判するもの

以上の削除理由に当てはまる投稿は、投稿者の同意なく投稿を削除、またはスレッドを閉鎖される場合があります。また、投稿が削除された場合、削除されるに至った理由は原則公開されません。

マンションコミュニティの書き込みを削除する方法

マンションコミュニティで投稿された書き込みには、全ての投稿文に「削除依頼」という文字が記載が記載されています。この文字をクリックすると削除依頼フォームが表示され、運営会社に削除依頼を送信することができます。

削除依頼を送ると、運営会社が24時間以内に依頼内容をチェックします。そして、削除理由に当たる書き込みについては、運営の判断によって削除されることになります。

スレッド内の投稿文には通し番号がふられていますが、ところどころで番号が存在しながら空欄になっている部分があります。この空欄部分は運営会社が削除した跡です。

POINT
簡単な手続きで削除依頼できますので、早急に運営にチェックしてもらいたい場合は、専用フォームから削除依頼すると良いでしょう。
削除依頼の書き方について不明なところがある場合は、弁護士などの専門家に相談するのも有効です。

マンションコミュニティの書き込みを削除できない場合の対策

スレッド内から削除依頼した場合、うまくいけば早期に削除対応してもらえますが、運営の判断によっては削除が認められないケースもあります。また、社員や元社員からの内部告発や、不動産会社と客とのトラブルに関する投稿は、不利益情報でも削除されません。

削除判断は運営に委ねられていますので、ときには誹謗中傷や事実と異なる不利益情報が放置される可能性があります。そのような場合は、弁護士に相談することを強くおすすめします。特に、名誉毀損などの誹謗中傷をされた場合は、書き込みの犯人を特定し訴えることも可能な場合があります。

ここからは、不利益情報が削除されなかった場合の対処法を解説します。

裁判所に削除の仮処分申立てを行う

フォームからの削除が認められなかった場合は、裁判所に対し削除請求の仮処分を申立てて、仮処分の裁判に勝訴した場合は裁判所によってからサイト運営者に対して不利益情報の削除命令を発してもらいます。

この場合、通常の民事裁判よりも、短期間で結論が出る仮処分手続きを利用するのが一般的です。なぜなら、通常の民事裁判では不利益情報を削除するまでに時間がかかってしまい、その間に被害が拡大するおそれがあるからです。

通常の民事裁判と比べると、仮処分申立ては簡易な手続きになります。簡易な手続きとはいえ裁判ではあるので、裁判所が削除命令を発すれば、仮処分であっても命令を受けた相手方は基本的に削除に応じます。

仮処分を申し立てる際には、要件を満たした申立書と証拠を提出する必要があります。特に、証拠がなければ仮処分が認められませんので、あらかじめ該当の書き込みが写ったページをプリントアウトしておきましょう。

仮処分が認められた場合、早ければ2週間ほどでサイト側に削除命令が発せられます。

誹謗中傷の発信者を訴える

書き込みの内容が名誉毀損やプライバシー侵害に当たる場合、書き込みの発信者を訴えることで、刑事・民事上の責任を問うことも可能です。

ただし、マンションコミュニティは、完全匿名で投稿できるので、まずは発信者の身元を特定する手続きが必要になります。発信者を特定するには、プロバイダ責任制限法に規定されている「発信者情報開示請求」という制度を利用します。

発信者情報について開示請求するためには複数回の裁判手続きを経る必要があります。

まず、マンションコミュニティの運営に対して、投稿者のIPアドレス・タイムスタンプの開示請求を行います。IPアドレスは、インターネット上における住所ともいわれており、投稿者が利用している通信機器を識別する番号を意味します。

IPアドレスだけでは氏名や住所などの個人情報を入手することはできません。しかし、​​投稿者が利用している携帯キャリアなどの情報を得ることができます。

IPアドレスを入手できたら、投稿者の携帯キャリアに対して、投稿者の氏名や住所などの個人情報の開示請求をします。当然、氏名や住所などはプライバシーに関わる重要な情報ですので、裁判外での開示は認められません。通常の民事裁判で開示請求をすることになります。

開示請求が認められると、投稿者の身元を特定することができます。悪質な書き込みや誹謗中傷の場合は、名誉毀損やプライバシー侵害で訴えることも可能です。

また、マンションコミュニティの場合は、マンションを運営している企業が被害にあうことが多いため、信用毀損罪や業務妨害罪の罪に問うこともできます。このように、法的な手続きをすることで、誹謗中傷の発信者を訴えることができます。

POINT
ただし、発信者情報開示請求をするだけでも、最低2回の裁判手続をしなければなりません。個人で対応するのは現実的ではありませんので、法律に詳しい弁護士などに一度相談してみましょう。

逆SEO対策を行う

逆SEO対策とは、検索結果画面でネガティブな内容のサイトが上位表示されているときに、その他のポジティブイメージの内容を含んだサイトを上位化させる方法です。

通常のSEO対策は、見て貰いたいサイトの検索順位を上位に表示させ、アクセス数を増やすことが目的ですが、逆SEOでは企業側が見られたくないサイトの検索順位を下位にすることを目的とします。

これにより、ネガティブなことが書き込まれているサイトを相対的に押し下げ、ユーザーの目に触れさせないようにできるのです。

逆SEOのメリットは、ネガティブ記事を削除することなく対策できることです。そして、ネガティブなサイトを下位表示させながらポジティブなサイトを上位表示させるので、企業としては一石二鳥となります。このように、逆SEO対策を成功させるとマンションのイメージアップに繋がります。

ただし、逆SEO対策は専門的な知識やノウハウがないと膨大な時間とコストがかかってしまいます。そのため、逆SEO対策を検討している場合は、専門業者に依頼することをおすすめします。

まとめ

マンションコミュニティは多くの人が目にする掲示板です。利用者が多いということは、書き込みの内容が建物の資産価値や売れ行きを左右することになります。それゆえに誹謗中傷などの書き込みがあった場合は、風評被害の影響を受けることになり、売上の低下につながりかねません。

そのため、マンションコミュニティで誹謗中傷を見つけたときは、まずはサイト内で削除依頼してみましょう。それでも削除されない場合は弁護士など専門家に相談して対応することをおすすめします。

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