誹謗中傷でイライラしない!イヤな書き込みを気にしないための方法とは

誹謗中傷でイライラしない!イヤな書き込みを気にしないための方法とは

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攻撃的な書き込みをされてもスルーすることが大切です。ただし、内容によってはスルーすることが難しく、適切な対処を求められる場合があります。

この記事では誹謗中傷をスルーすることが難しい場合の相談窓口についても紹介します。

発信するなら誹謗中傷を受ける可能性があると知る

インターネットで発言をしている限り、見ず知らずの人から誹謗中傷を受けるリスクがあります。ここからは、ネット環境の特徴を踏まえながら、誹謗中傷を受ける可能性がなくならない理由について解説します。

匿名の世界である

インターネットは匿名性が保障されており、実名を載せることなく発言することができます。Facebookなど実名を載せるSNSもありますが、Twitterを含めたほとんどのSNSは実名を記載する必要がありません。

匿名性はプライバシーが保障されるというメリットがありますが、一方で、誹謗中傷した発信者を特定して責任を追及することが困難になってしまうデメリットがあります。

POINT
インターネットを利用する多くの人は、何を発言しても身元がバレることはないと思っている人も多く、インターネットの匿名性が誹謗中傷を助長する一因になっています。

様々な人たちがSNSを利用している

インターネットは様々な背景を持つ人が利用しています。中には、ストレスや不満を抱いている人も多く、ストレスのはけ口として他人に誹謗中傷する人もいます。

また、苦しんでいる相手の反応を見て楽しむ愉快犯も存在します。多くの人たちがインターネットを利用している以上、誰もが誹謗中傷を受ける可能性があります。

誹謗中傷を受けたら冷静に分析

誹謗中傷と思われることを言われた場合、まずは相手の発言を冷静に分析することが大切です。

自分のことを否定するような発言と思っても、誹謗中傷ではなく建設的な批判の場合もあります。このような批判は、最終的には物事を良い方向へ進める可能性もあるものですので、ときには相手方の発言を真摯に受け入れる必要があります。

そのため、相手の発言に悪意を感じたときは、発言の内容を分析して、本当に誹謗中傷であるか冷静に分析してみましょう。

ここからは、批判と誹謗中傷の違いと、それぞれの対処法を解説します。

批判されたときは

批判とは、物事に検討を加えて、間違いや悪い部分を指摘しながら評価することです。

批判は、相手を傷つけるためではなく、間違っているところを提示することで、物事を良い方向に進めるためになされるものです。そのため、他者に批判された場合は、批判に真摯に向き合うことで、自分を弱点を改善するきっかけにもなります。

批判は、自分の意見を否定しているように聞こえがちですが、改善点を教えてくれているという点で、好意的な行動と捉えることもできます。

批判されたからと言って落ち込んでしまうのではなく、悪い部分を素直に受け入れて、物事を改善するためにはどうすれば良いか考えることも重要です。

誹謗中傷されたときは

誹謗中傷とは、相手を傷つけるために、根拠のない悪口や陰口を言い放つことです。

誹謗中傷は、批判と違って純粋に相手を傷つけることが目的です。批判には改善点を教えてくれるという点で自分にメリットがありますが、誹謗中傷は相手がストレスを発散するためにする行動ですので、それを聞き入れる必要は一切ありません。

そのため、誹謗中傷は徹底的にスルーすることが得策になります。

 ただし、誹謗中傷のレベルがエスカレートしていき、日常生活に支障をきたす事態に発展する場合もあります。その場合は、心と身の安全が最優先ですので、なるべく早くに警察や弁護士などに相談しましょう。

攻撃的な書き込みはスルーする

加害目的で誹謗中傷をしている人は、何を言い返しても自分に非があることを認めません。ですので、そのような人に攻撃的な発言をやめさせるのは非常に困難です。

仮に攻撃的な書き込みをされた場合は、無視することが1番の対処法になります。誹謗中傷する人はプライドが高いことが多く、相手にされないことを1番おそれるのです。

それでも執拗に誹謗中傷してくる人がいるなら、その人のアカウントをブロックしたり、サイトの運営に書き込みを削除申請したりして対処すると良いでしょう。

誹謗中傷でイライラしないためには

誹謗中傷の被害にあったとしても、他人の悪口をいちいち気にする必要はありません。ここからは、イライラした気持ちを抑えるための方法を解説します。

誹謗中傷をする人の特徴を知る

誹謗中傷をする人の特徴を知ることでイライラを緩和することができます。誹謗中傷する人の特徴は、以下の通りになります。

自分にコンプレックスを持っている

誹謗中傷をしてしまう人は、ほとんどの場合、学歴が低い、容姿に自信がない、収入が少ない、恋人がいないなど、他人と比べて劣っている部分にコンプレックスを抱いています。

このような劣等感が強い人は、嫉妬心も強い場合が多く、自分に持っていない魅力を持っている人に不満を抱いています。つまり、自己の境遇にコンプレックスを持っている人は、自分より地位が上にある人を貶めることで、相対的に自分の評価をあげようとしているのです。

正義感が高い

やたらと正義感が高い人についても、誹謗中傷に手を染めやすい傾向があります。

例えば、常識やルールを重んじる人は、そこから逸脱する人に不快感を抱き、自分の価値観を押し付けてしまいがちです。他人の間違った部分を攻撃することは、悪を懲らしめるための善い行動だと勘違いしているからです。

POINT
最近では、コロナウィルスが流行し、自粛していない人を過剰に攻撃する「自粛警察」という言葉も生まれています。このように、行き過ぎた正義感を持っている人は、自分が定義した悪に制裁をするべく、自分の基準に従わない人に誹謗中傷してしまうのです。

相手の行動に期待しない

誹謗中傷は悪いことであり、するべき行為ではありません。しかし、インターネットを利用する全ての人が、その価値観に従っていると期待してしまうと、いざ自分が誹謗中傷されたときにイライラしてしまいます。

たとえ誹謗中傷する人たちを注意しても、彼らはすぐに謝罪したり、深く反省することはありません。なぜなら彼らは、悪いことをしているという自覚がなく、自分が気に入らない人は悪く言われるべきと考えているからです。

それにも関わらず、注意をすることで更生してくれると期待することは、時間を無駄にしているのと同じ行為です。簡単には他人は変わらないということを理解し、相手の行動に期待しないことで、イライラする感情を抑えることができます。

スルーが難しい場合は専門機関に相談しよう

軽い誹謗中傷であればスルーできますが、中には名誉毀損にあたる書き込みや、「お前を殺す」などの脅迫文を送り付けられる場合もあります。このように、スルーするのが難しい誹謗中傷をされた場合は、国や民間の相談窓口を利用するのがおすすめです。

ここからは、それぞれの相談窓口を紹介します。

国の相談窓口

官公庁や警察などが相談窓口を設けています。国の相談窓口は基本的に無料で利用でき、種類も豊富です。それぞれの相談窓口は以下の通りです。

違法・有害情報相談センター(総務省)
インターネット上の違法・有害情報に対して、ネット上で相談を受け付け、適切な対応についてアドバイスや情報提供等をしてくれる相談窓口です。

相談内容は、インターネット環境における違法・有害情報に関わるものです。

技術や制度等の専門知識と経験を併せ持っている相談員が助言をしてくれます。

インターネット人権相談(法務省)
全国各地の法務局の職員などが人権に関する相談を受け付けています。相談内容はインターネットでの誹謗中傷、セクハラやパワハラ、家庭内暴力、体罰やいじめなどです。

「法テラス」(日本司法支援センター) 
法テラスは、国によって設立された法律問題の総合案内所です。国民が法的なトラブルを解決するための情報・サービスを提供してくれます。

各都道府県に設置されており、経済的に余裕のない方の場合は一定の条件を満たすと無料で法律相談が受けられます。

民間の相談窓口

民間の相談窓口である誹謗中傷ホットラインについて紹介します。

誹謗中傷ホットライン(セーファーインターネット協会)
インターネット企業有志がしている運営しているセーファーインターネット協会(SIA)が設けている相談窓口です。

SIAのホームページで被害を報告することができ、誹謗中傷に当たると判断された書き込みについては、投稿されているサイトに対して削除対応を促す通知をしてくれます。

法律事務所や弁護士の相談窓口

法律事務所や弁護士などの専門家に相談する方法です。直接、弁護士事務所を訪れたり、電話やメールで連絡を取ったりすることで相談できます。

法律事務所や弁護士などに相談した場合、専門的なアドバイスが受けられるだけでなく、削除請求や訴訟に関する手続きなども代理でおこなってくれます。

手続きを代理してもらう場合は、ある程度の費用がかかりますが、法律の知識に疎い方でも安心して対策を進められます。金銭面で余裕がある人は弁護士などの専門家を頼るのがおすすめです。

まとめ

インターネットを利用している限り、顔も知らない人から誹謗中傷されるリスクがあります。また、そのような人に悪質な書き込みをやめさせることは困難です。

そのため、誹謗中傷の被害にあった場合は、相手の書き込みについて冷静に分析しましょう。

攻撃的な書き込みはイライラしないための方法を試しながら、最終的にはスルーすることがおすすめです。悪質なものについては、被害が拡大する前に弁護士など専門家に相談を検討しましょう。

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