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「借金を少しでも片付けたい」
「でもどのような方法が適切なのかわからない…」

借金問題を解決する債務整理にはメリットとデメリットの両方が存在します。
また、債務整理の中でもどのような手段を選ぶのが適しているのか迷われている方も多いはずです。

今回は、その債務整理の中でも手軽に手続きが行える任意整理ついてご紹介します。
任意整理のメリットとデメリット、そして任意整理で借金を抜け出すことは可能なのかについて解説していきます。

任意整理のメリットとは?

債務整理の中で任意整理を選択するメリットは、どのような内容が挙げられるのかをご説明します。

将来利息が免除されて元金のみの返済に

任意整理は元金の返済を続け、完済を目指すという目的の手続きです。従って、原則的に借金の利息をカットして長期返済できるような交渉が進められます。

ここでの交渉は消費者金融業者などの貸金業者に対して和解を求め、返済内容を決めていきます。
和解交渉は弁護士が依頼者の代わりに行ってくれます。元金のみを、長期間で返済していくので、今まで支払いをしていた金額よりも月々の返済額が少なくなるというメリットがあります。

将来の利息をカットしますので、金利が高いほどこのメリットは大きくなります。

手続きが比較的簡易で資料も少なくすむ

任意整理の利点として、裁判所を介する必要がないということが挙げられます。

個人再生や自己破産など裁判所が必須となる手続きに対し、任意整理は裁判所を通さない手続きになります。また、弁護士費用の積み立てを含めても、手続き自体が終了するまでの期間は半年程度になることが多いので、他の債務整理と比べると、手続きの期間が短いということも利点になります。

対象にする債権が選択できるので、保証人が付いている人も安心

個人再生や自己破産は原則的に全ての債権が対象になる一方、任意整理の場合は対象にする金融業者を選択できるという違いがあります。

保証人のついている債務を任意整理の対象から外せば、保証人に迷惑をかけることはありません。

これに対して個人再生や自己破産は選択の余地がありません。「金融業者を選択できる」ということは、任意整理の特権とも言えます。

官報に載らない

官報への掲載が無いということも、他の債務整理と比較した際の大きな違いです。

官報とは簡単に言うと政府が発行する機関誌のことで、名前や住所などが記載されるため、自己破産などを行ったことが他人にバレてしまう可能性はゼロではありません。

任意整理の場合は官報へ掲載されることが無いので、家族や友人にバレたくない、どうしても情報が載ってしまうのを避けたい方にとっては利点の材料になります。

任意整理のデメリットとは?

このような利点だけではなく、注意すべきデメリットも存在するのでしっかりと把握しておく必要があります。

安定した収入が必要

例えば自己破産のケースであれば、借金の返済義務を無くすことを目的に手続きを進めます。それに対し任意整理は、確実に完済するために弁護士が和解交渉を行います。

よって、生活費に加えて返済に充てるための収入が見込めない場合は、任意整理を選択することが難しくなります。

ブラックリストに載ってしまい5年間は借り入れが難しくなる

債務整理を行うと、信用情報機関に掲載されることになる、いわゆるブラック状態となります。

ブラックの状態になると新規のクレジットカード作成や、借入れ、ローンを組むことが難しくなる他、任意整理の対象となった金融機関のクレジットカードを使用することができなくなります。また、任意整理の対象から外したクレジットカードも、どこかのタイミングで信用情報を照会されると、カードが使えなくなる恐れがあります。

これはどの債務整理を選択してもブラックリストに掲載されることになり、任意整理もその例外ではありません

債務を減額する効果は自己破産や個人再生と比べて低い

大幅な元金の減額という観点で見た場合、他の債務整理に比べると効果は低いという面もあります。

これは、自己破産のように債務の返済義務を全て無くしてしまうのではなく、将来の利息をカットしていくというのが任意整理の特徴です。

任意整理は数年かけて少しずつ完済を目指していくので、返済をしていく過程で支払いが滞ってしまうというケースも存在します。

和解条件が厳しい場合もある

任意整理は裁判所を介さない手続きになるため、法的な強制力は存在しません。

従って、債権者側が任意整理に同意しない場合は、手続きを進めることができないという懸念点も存在します。特に借入期間が短い場合には、和解条件が厳しくなったり、そもそも和解に応じなかったり、という傾向にあります。

任意整理で借金生活は抜け出せる?

利息が減って元金のみを返済する任意整理ですが、肝心の借金生活を脱却するという目的は達成できるのでしょうか。

任意整理での解決が向いているケース

まず、そもそも利息を多く払い続けているかどうかという点から見直す必要があります。

毎月利息の返済に追われて元金があまり減っていない状態が続ている方でしたら、任意整理を利用して元金のみの返済に切り替えた方がメリットは大きいと言えるでしょう。

また、前述のように最低限の収入が確保できている状態が必要になります。基本的に月々の返済額は任意整理前よりも少額になることが多いので、その金額を加味して原則3~5年の間、払い続けられる収入のある方には向いている債務整理の方法です。

そして借金の総額も検討すべき重要な点です。あまりに債務の額が大きい場合は任意整理ではなく自己破産などの選択が良いケースもあるため、借金の総額がそこまで大きくないということであれば、任意整理の選択は得策と言えます。
借金の総額が大きいかどうかの判断は、総量規制の基準となっている年収の1/3を目安にするという考え方もあります。

このように、元金の支払いを毎月少しずつ行うことが無理ではないと判断できれば、任意整理を利用して借金を抜け出すことは十分に可能です。

任意整理での解決が難しい場合

逆に、任意整理でなく、他の債務整理を行った方がいいケースにはどのような場合があるのでしょうか。

これは例えば、先ほどお伝えしたよう債務の額があまりに大きい場合などがあります。目安として、月の手取りの収入から家賃を引いた金額を3で割り、36を掛た金額を借金の総額が超えていると、個人再生や自己破産の手続きを行った方が得策と言えます。

任意整理の手続きの流れまとめ

任意整理を始めたいと思った場合、具体的にどのような流れで進行していくのでしょうか。ここでは、実際に相談するところから和解までの流れをご説明いたします。

相談(弁護士)

まず最初に行うべきは弁護士への相談です。

現状の借金状態や収入などを伝えて、任意整理が可能なのか、どれくらい利息が減ってどれくらいの期間で完済を目指せるのかなどを判断してもらいます。

借金の額が大きい場合は任意整理ではなく、別の債務整理方法を提案されるというケースもあります。

ここでは借金問題の解決に向けて適切な方法を導き出すことが重要なので、借金に至った背景や今後の収入予測など、現状を隠すことなく伝えることが大事と言えます。

契約

任意整理の依頼が決定したら、正式に委任契約の締結となります。ここで弁護士費用が発生することになるので、その支払方法や金額についても確認が必要です。

受任通知発送

契約の締結後、弁護士は任意整理の対象となる債権者に対して受任通知を送ります。

この段階で債務者は債権者からの取り立てや連絡が無くなります。催促の連絡に悩まされているという人も多いので、この連絡が止まることだけでも債務者には大きなメリットになります。

引き直し計算

弁護士は取引履歴を調査します。これに基づいて、利息制上限法で定められた利息に当てはめて引き直し計算を行い、今後支払わなければならない借金の残額が明らかになります。過払い金が発生していれば過払い金請求をして、返ってきた分は返済に回します。

和解交渉

和解交渉は債務者が関与することはなく、債権者と依頼された弁護士との間で行われます。弁護士は依頼者が毎月返済可能な金額を確認したうえで、完済することが可能になるよう交渉を行います。

和解書の作成契約

弁護士の交渉によって債権者の了承を得ることができれば、和解書の作成を行います。
その後は双方が合意し、取り決められた条件に基づいて返済がスタートします。
この条件は和解書に全て記載され、その内容に従って完済を目指します。

以上が、相談から和解までの大まかな流れとなります。

任意整理に必要な費用の相場

将来利息がなくなり元金だけを返済するメリットが生じる任意整理ですが、費用はどの程度かかるものなのでしょうか。ここでは発生する可能性のある費用について解説していきます。

・着手金:任意整理を行う業者の数によって変動
通常は1社あたり約4万~6万円程度が相場です。
あまた法律事務所の場合は、1社あたり49,800円の着手金となります。

・減額報酬:将来発生する利息分の減額などを、交渉によって成功した場合の費用
相場は1社あたり約1~2万円。それに加え、減額された金額の10%が報酬になります。
あまた法律事務所の場合は、1社あたり9,800円と、減額した金額に対しての10%が減額報酬です。

・過払い金:払い過ぎていたお金があることがわかった場合に過払い金の請求が可能
あまた法律事務所では、過払い金請求の着手金は無料です。
そして、回収した金額の20%(訴訟において回収した場合は25%)が手数料となります。

まとめ

この記事では、任意整理のメリットとデメリット、そして実際に任意整理を行った場合の具体的な流れなどをお伝えしてきました。

任意整理は将来的な利息をカットし、元金だけを返済に充てることができる魅力があります。また、裁判所を使用しないというメリットもあります。

一方で、大きな額の借金の場合は任意整理での返済が難しくなるという注意点もあります。

任意整理で借金を抜け出すことは可能であると言えますが、どのような債務整理が適切になるかは人それぞれ異なります。
そのため、まずは一度弁護士との相談でどのような選択をするのが得策か判断してもらうことが重要です。

このような債務整理について、あまた弁護士事務所は数多くの実績があります。

無料相談の受付は毎日行っているので、借金でお悩みの方はお気軽にご相談ください。
利息がなかなか減らない生活から抜け出し、借金問題を一緒に解決していきましょう。

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