
2010年、早稲田大学卒業後、同大学大学院法務研究科を修了し、2016年東京弁護士会にて弁護士登録。都内法律事務所での勤務を経て独立し、数多くの人を助けたいという想いから「弁護士法人あまた法律事務所」を設立。
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5ちゃんねるでは誰でも自由に書き込みできるのが特徴ですが、他人を攻撃するような誹謗中傷の投稿をしやすいという問題点があります。

この記事の目次
5ちゃんねるは最大級のネット掲示板
「5ちゃんねる(5ch)」はネット上の大型掲示板です。匿名で投稿できることにり誹謗中傷が発生しやすく、被害を訴える人は少なくありません。また、かつては「2ちゃんねる(2ch)」の名前で運営されていましたが、全く同じものではない点にも注意が必要です。
5ちゃんねるの歴史
5ちゃんねるの前進でもある2ちゃんねるは1999年に「ひろゆき」こと西村博之氏が設立した掲示板サイトです。
「ハッキングから今日のおかずまで」をキャッチコピーに幅広い分野をカバーし、「2ちゃんねらー」と呼ばれるユーザーは多い時で1100万人にも上りました。

2014年には2ちゃんねるの管理者権限を巡りひろゆき氏と運営者のひとりだったジム・ワトキンス氏が対立し、これまでの「2ch.net」とひろゆき氏が新たに作った「2ch.sc」の2サイトに分裂します。
ワトキンス氏は2017年にサイトをLoki Technology社へ譲渡しますが、ひろゆき氏が日本国内で「2ch」や「2ちゃんねる」の商標権を保有していたためサイトの名称を「5ちゃんねる(5ch.net)」へ変更されました。現在は、元2ちゃんねるである5ちゃんねるとひろゆき氏が運営する2ちゃんねるの2つが存在していることになります。
誹謗中傷が起きやすい理由
5ちゃんねるはすべてのユーザーが匿名で書き込みできる点が大きな特徴と言えます。
X(旧ツイッター)、インスタグラムといったSNS等と違い、5ちゃんねるでは名前を表記せず「名無し」で書き込みできます。固定のハンドルネームを使うユーザーもいますが、一部であり少数です。
誰が投稿したかわからなければ何を言っても怖くないという風潮から、他人を攻撃する書き込みや不謹慎と思われる書き込みが多く投稿されています。
特定の個人などに集中し中傷的な書き込みが行われる「炎上」が生じたり、「釣り」と称した真実ではない情報で他のユーザーを騙す文化が発生するなど、虚偽の投稿や誹謗中傷の書き込みが起こりやすくなっています。また、スレッドの数が膨大で独自のスラングが多用される背景から、誹謗中傷されていても気がつかないケースもあります。
5ちゃんと2ちゃんの見分け方
5チャンネルと2ちゃんねるはドメインに注目し見分けます。5ちゃんねるは「5ch.net」、2ちゃんねるは「2ch.sc」になっています。また、コピーされた5ちゃんねるのレスは2ちゃんねるでの表示は末尾に「.net」が付いています。
トップページやサイトの作りは違っているものの、同じようなスレッドがあり見た目では区別しづらいでしょう。実は2ちゃんねるでは定期的なクロールで5ちゃんねるの情報をコピーしており、同じ内容が転載されているため内容はほとんど変わりません。
一方、5ちゃんねるではコピーをしていませんので、2ちゃんねるの投稿が転載される心配は少ないと言えます。

5ちゃんねるの書き込みが削除される基準
5ちゃんねるでは利用規約や法律に違反する書き込みに対しては削除申請が可能です。「削除要請(入口)」ページの注意書きと「削除ガイドライン」に削除の基準などが定められています。削除申請する前に確認しておきましょう。
削除の対象になる書き込み
5ちゃんねるの削除ガイドラインでは表現の自由は最大限保障するとしていますが、個人の権利を侵害する書き込みは削除すると定めています。
対象となる書き込みの基準は以下の4つです。
- 名誉を侵害するもの(個人や法人の社会的評価を低下させる内容)
- プライバシーに関する情報(人の名前[個人を特定できるならイニシャル等も]、住所、家族の名前、電話番号など)
- 他人に危害を加えることを予告するもの(殺害予告など)
- 社会に害悪を及ぼす情報(爆弾の製造方法や薬物の売買に関する情報など)
上記に該当する投稿は、申請により削除される可能性があります。
書き込み削除は削除人が行う
5ちゃんねるの書き込みを削除するかの判断は、「削除人(削除屋)」と呼ばれるボランティアのユーザーが担っています。
通常、ネット掲示板やSNSの投稿を削除に当たる内容の判断は管理者や運営会社が行いますので、5チャンネルの削除判断は他とは異なっていることになります。
削除人は公正中立な立場で削除の判断を行うと思われます。しかし、依頼人が削除申請のルールを守らない、マナーや言葉遣いが悪いなど削除する人の心証に影響する行為をすると、悪質な内容の書き込みでも対応してもらえないことはあり得るでしょう。
5ちゃんねるから悪質な書き込みを削除する方法
5ちゃんねるの投稿を削除する方法には4つあります。
- メールでの依頼
- 削除申請フォームからの依頼
- 5ちゃんねるが認めた弁護士への依頼
- 仮処分の申請
メールでの削除依頼
「削除申し立て」の件名で
・URL
・レス番号
・削除理由
を記載したメールを作成します。
さらに資料として、
・本人が確認できる資料(免許証、健康保険証など)
・(もしあれば)理由を根拠付ける資料
を添付し「meiyokison@5ch.net」に送信します。
削除依頼フォームによる削除依頼
運営への削除依頼を行う方法の「削除要請板」と「削除整理板」にそれぞれある削除依頼フォームを利用できます。
「名前」「依頼するスレッド」「対象アドレス」「削除理由」を入力し申請を実施します。ただ、ここで注意が必要なのはどのような形であれ依頼は公開するとされている点です。
そのため、フォームからの依頼は内容の公開が前提になります。消したい書き込みに個人情報に関する内容がある時は、公開されると二次被害につながる可能性が否めません。

5ちゃんねるが認めた弁護士への削除依頼
削除ガイドラインには「過去に受けた請求から表現の自由を配慮したリーガルマインド」を持っていると5ちゃんねるが認めた弁護士からの請求は、対応をするとあります。
しかし、5ちゃんねるが認めた弁護士事務所や弁護士の名前が記載されているわけではありません。具体的に運営の認める弁護士は誰なのかわからないのが現状で、弁護士は自分で探さなければなりません。
裁判所への削除仮処分の申立
裁判所に5ちゃんねるの運営会社「Loki Technology Inc.」を名宛人にした削除仮処分を求める方法です。
仮処分は裁判の判決が出るまで現状を放置すると被害者が不利益を蒙ると考えられる際に暫定的措置を認める処分です。通常の裁判よりも早く結果が出るのが特徴です。
裁判所から削除の仮処分が命じられれば、本人以外が各種証明書の請求時に請求の理由や本人との関係性を客観的に証明する書類である疎明資料を添付したメールをmeiyokison@5ch.netに送信します。削除請求が実施されれば運営は原則裁判所の命令に従うとしています。
仮処分の申立は個人でも出来ますが、手続きが複雑であり法律の知識がないと難しいでしょう。弁護士に依頼し申立てするのが一般的です。インターネット上のトラブルや誹謗中傷など人権問題を得意分野にしている弁護士を探すのがおすすめです。
スレッドごと削除依頼する方法
5ちゃんねるではスレッドをまるごと削除する依頼が可能です。
削除対象になるスレッドは削除ガイドライン内で条件が記載されています。
- 利用者の気分を害するため、利用者を揶揄するために作られたと判断したもの
- 全く情報価値の無いもの、真面目な議論や話し合いを目的としないもの、客観的な意見を求めないものなどに複数該当するスレッド
上記のスレッドは削除の対象とされています。
ただ、「掲示板の趣旨に関係があり論理的で主観だけではない批判は残します」との文言があり、客観的な批判を目的としたスレッドは削除対象から外れます。

5ちゃんへの書き込みは2ちゃんにコピーされている可能性がある
2ちゃんねる(2ch.sc)は5ちゃんねるのスレッドをコピーしているサイトです。5ちゃんねるの投稿が2ちゃんねるでも閲覧できる可能性があり、5ちゃんねるへの削除依頼だけでは不十分なケースがあります。2ちゃんねるへの削除依頼も忘れず行うことが大切です。
2ちゃんねるにはメールでの削除依頼はできず、削除請求フォームを利用します。消すか消さないかの判断はボランティアの削除人が行います。もし、削除が行われなかった際は裁判所へ削除仮処分の申立てが可能です。
5ちゃんねるの発信者特定や訴訟を起こす方法
5ちゃんねるで発信者情報開示請求により投稿者が誰なのかを特定し、誹謗中傷した加害者に対し刑事や民事で訴訟を起こすことができます。
発信者情報開示請求による加害者の特定
インターネット上で誹謗中傷した加害者を特定する際には、情報流通プラットフォーム対処法(旧プロバイダ責任制限法)第4条に定められた発信者情報開示請求という制度を利用します。
通常、加害者を特定するにはコンテンツプロバイダと接続プロバイダへ2つの開示請求を行う必要があります。
最初に5ちゃんねるの運営(コンテンツプロバイダ)に対して発信者情報の開示請求を行い、投稿者のIPアドレスやタイムスタンプ等の情報を開示してもらいます。
サイト側が開示を拒んだ場合は裁判所に開示仮処分の申立を行います。
5ちゃんねるから開示を受けた情報をもとに加害者が利用しているインターネットサービスプロバイダ(接続プロバイダ)を特定し、訴訟に必要な相手の氏名や住所といった個人情報の開示を求めます。
開示請求を受けるとプロバイダは加害者に開示を認めるか尋ねる書類を送付します。実際のところ加害者が自ら開示を認めるケースは少なく、プロバイダ自体もプライバシー保護の観点から個人情報の開示には消極的で拒否される可能性が高いといえます。

開示請求は最低2回必要でさらに法的な手続きも要し時間がかかります。提訴すれば半年から長ければ9カ月ほど要するのが普通です。
ここで問題になるのが、プロバイダに保存されているアクセス記録の保存期間です。通常は3か月から半年程度なため、もし勝訴しても保存期間が過ぎログが削除され判決が無意味になるリスクが生じます。
法改正による非訟手続き
2022年のプロバイダ責任制限法が改正され、新しく「発信者情報開示命令事件に関する裁判手続」という非訟手続が設けられています。
従来は5ちゃんねる(コンテンツプロバイダ)と接続プロバイダへ2回の発信者情報開示請求が必須でしたが、1回の手続きでできるようになりました。また、同時に発信者情報の削除を禁止する命令も出せるようになっています。以前よりも手続きが簡素化され短期間で犯人の特定ができるようになり、被害者の負担は軽減されたといえるでしょう。
加害者に刑事上や民事上の責任を問える
開示請求で加害者が特定できれば、相手を法的手続きにより訴え刑事上・民事上の両方で責任を追及できるようになります。
5ちゃんねるなどインターネット上の誹謗中傷は名誉毀損罪や侮辱罪など刑法上の罪に該当し、警察へ刑事告訴できる可能性があります。
名誉毀損罪は何らかの具体的な事実に基づき誹謗中傷する、侮辱罪は「バカ」「消えろ」など相手を侮辱する発言に対して適用されます。また、殺害予告などは脅迫罪に該当すると考えられます。
企業など法人では虚偽の情報で信用を毀損されたると信用毀損罪、業務に支障が出れば偽計業務妨害罪、殺害予告や爆破予告で業務に支障をきたせばは威力業務妨害罪が適用される可能性があります。
被害届または告訴状を提出すると警察による捜査が行われ、相手が逮捕、勾留される可能性があります。また、起訴され刑事裁判で有罪判決を受ければ、罰金刑や懲役刑など刑法上の罰則が科せられます。
5ちゃんねるなどインターネットでの誹謗中傷は民法上の不法行為にあたると考えられています。民事裁判では損害賠償金や慰謝料の請求が可能です。
慰謝料の相場は誹謗中傷の内容や該当する罪の種類によって変わります。
- 名誉毀損罪… 個人10万~50万円 企業・法人50万~100万円
- 侮辱罪……1~10万円
- 業務妨害罪……数万~50万円
- 脅迫罪……数万円~100万円
金額はあくまでも目安で実際は個別の案件ごとに変わります。詳しくは弁護士に相談し確認するのが良いでしょう。

まとめ
5ちゃんねるは大型の掲示板サイトですが、ユーザーが多く匿名で投稿できることから誹謗中傷が起きやすくなっています。誹謗中傷のような悪質な書き込みは運営に削除依頼できますが、2ちゃんねるにも掲載されている可能性があるため2ちゃんねるにも削除依頼することが重要です。
もし、加害者に法的な責任を問いたいときは個人情報の開示請求で投稿者を特定し、刑事や民事での提訴が可能です。ただ、訴訟は手続きが複雑なため、適切な対応をするには弁護士に相談するのがおすすめです。
初回の相談料や着手金は無料としている弁護士事務所なら弁護士費用を気にする必要はなく、気軽に利用できます。

2010年、早稲田大学卒業後、同大学大学院法務研究科を修了し、2016年東京弁護士会にて弁護士登録。都内法律事務所での勤務を経て独立し、数多くの人を助けたいという想いから「弁護士法人あまた法律事務所」を設立。
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