はてなブログの誹謗中傷は申請すれば削除が可能です。
はてなブログはSEO的にGoogle検索やYahoo!検索で上位表示されやすい傾向があり、誹謗中傷などの書き込みが拡散されやすいリスクがあります。被害が大きくならないよう、できるだけ早めに削除などの対処をする必要があります。


2010年、早稲田大学卒業後、同大学大学院法務研究科を修了し、2016年東京弁護士会にて弁護士登録。都内法律事務所での勤務を経て独立し、数多くの人を助けたいという想いから「弁護士法人あまた法律事務所」を設立。
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この記事の目次
はてなブログの基本情報
はてなブログははてなブックマークなど様々なwebサービスを提供している「株式会社はてな」が運営するブログサービスです。有料版もありますが、会員登録すれば無料で利用できます。
はてなブログは個性的なブログを簡単に作れるのが魅力です。自分でブログデザインを選択でき、写真や動画をボタン1つで貼り付けられるなど自由度が高いのが特徴です。
また、FacebookやX(旧Twitter)といったSNSとの連携に優れており、パソコンだけでなくスマートフォンやタブレットにも対応しています。さまざまなシチュエーションで手軽に閲覧でき、気軽にコメントできる形式で利用者が多いブログサービスになっています。

はてなブログはGoogleやYahoo!の検索にヒットしやすく誹謗中傷が拡散されやすい傾向があります。
はてなブログは開設の初期段階でSEO(Search Engine Optimization:検索エンジン最適化)の設定が簡単にできることで知られています。SEO対策ができるため、他のブログサービスやウェブサイトと比べるとGoogleやYahoo!などの検索エンジンで上位表示されやすくなります。
検索を利用するユーザーは1ページ目の上位に表示されているサイトしかクリックしないことがほとんどです。上位表示されるはてなブログ、多くのユーザーが目にする可能性が高くなっています。さらに、SNSとの連携や使いやすいコメント機能などにより、注目度の高い記事は拡散されやすいと言えるでしょう。
多くの人の目に触れるのはアフィリエイトで収益化している人にはとても魅力的です。
はてなブログが与える影響の事例
はてなブログに誹謗中傷のような悪質な投稿が行われると、ブログ管理者や企業などに悪い影響を与えやすいため注意が必要です。実際にあった事例を紹介します。
ブログ記事の内容や投稿者を誹謗中傷する口コミコメントを書き込まれ、事実ではないとしても他の読者がコメントを信じてしまったケースがあります。結果。ブログの閲覧者が減ってしまったり、投稿者のイメージダウンにつながりました。
いわれのない誹謗中傷は名誉毀損罪や侮辱罪などの犯罪行為に該当する可能性があります。ネットやSNSに悪質なコメントを書き込み、投稿者が名誉毀損で逮捕されたケースは少なくありません。
「あの店の接客は最悪だった」「ひどい味。全然おいしくなかった」など飲食店に対するネガティブな内容の記事や店舗紹介の記事に書き込まれたクレームのようなコメントが風評被害を起こし、店舗の客足が鈍るなど営業妨害に繋がった事例があります。
このような投稿は内容が誇張されていたり事実無根のケースが多くなっています。誹謗中傷が繰り返され、名誉毀損や業務妨害などの犯罪に該当したケースがありました。
名前や住所、メールアドレスなど個人を特定できる情報や前科や離婚歴など他人に知られたくない情報を書き込み、プライバシーの侵害に該当した例があります。
ネット上には犯罪事件の容疑者や加害者、不祥事を起こした企業の情報などをまとめたブログが存在していますが、プライバシー侵害や誹謗中傷につながりやすいため注意が必要です。犯人の住所や名前、家族など知っている情報をブログのコメント欄で提供するのも同様です。

はてなブログで禁止されている行為
はてなブログに書き込まれた誹謗中傷が削除されるかは、はてなのガイドラインに違反しているかがポイントです。
はてなブログで禁止されている行為は「はてな利用規約」や「はてなブログのガイドライン」「はてな情報削除ガイドライン」に記載されています。
禁止事項は以下のように定められています。
- 著作権など知的財産権を侵害する行為
- プライバシー侵害
- 名誉毀損行為、侮辱行為や他者の業務妨害となる行為
- 詐欺行為
- 犯罪予告
- 人種、民族、性別、社会的身分、居住場所、身体的特徴などによる差別的表現行為
- ポルノなど倫理的に問題のある有害、下品な行為
- 迷惑行為、嫌がらせ
- なりすまし
誹謗中傷は禁止行為に含まれており削除の対象になります。
はてなブログの書き込みの削除方法
はてなブログにある誹謗中傷の削除は、他人のブログと自分のブログで対応が異なります。

他人のブログ記事やコメントを削除する方法
他人のブログにある誹謗中傷記事やコメントを削除したい際は運営である「はてな」に削除の申立を行います。処分の方法ははてなが決定します。
申立から処理までは以下の各種フェーズに分かれています。
- はてなによる申立の受理
- はてなによる調査
- はてなによる処理
申立者がはてなに対し誹謗中傷の削除の申立を行い、はてなが内容に不備がないことを確認し受理するまで。申立は文書、メール、FAXいずれかの手段で行うことができます。
メールによる送付先:cs@hatena.ne.jp
FAXによる送付先:075-241-9949
はてなブログにはお問い合わせフォームもありますが、誹謗中傷の削除申請には上記のメールアドレスを利用するほうがいいでしょう。
申立は以下の情報を不足なく添付してください。
・住所
・氏名
・連絡先
・侵害情報に関する各情報(URL、書き込みの内容、侵害されている権利、侵害されている理由の4つ)
・送信防止措置を希望する意思表示
・発信者への氏名開示の可否
・申立内容の公開の可否
はてなでは連絡先からの本人確認や侵害情報の確認を実施し受理するかを判断します。申立者が確認できない、侵害情報が見つからないなど、はてなが内容に不備があると考えた場合、5営業日以内に判断の理由を付して再度の申立を要請します。
申立が受理されると内容に基づき依頼の情報が他人の権利を侵害している内容か、はてなの利用規約に反している内容かを判断します。
申立のあった情報が他人の権利を侵害し利用規約に反している誹謗中傷だと判断されると、はてなは該当の情報に対し送信防止措置を実施します。送信防止措置が起きるとはてなが誹謗中傷の書き込みを強制的にプライベートモードへ固定するとともに、削除を促すなど投稿者の自発的な方法を要請します。
送信防止措置が必要とはてなが判断できなければ、投稿者に照会を実施します。投稿者から照会を行った日から7日以内に送信防止措置に同意しない旨の申立がなかった場合、明らかに反論に根拠がないと考えられる場合、はてなが該当情報の送信防止措置をとり申立者と投稿者の両方に通知します。
もし7日以内に投稿者から根拠のある反論がなされれば、申立者と投稿者の意見仲介や両者の直接交渉による当事者間での自主的な問題解決を促します。
双方の連絡先ははてなから伝えられますが、その後は基本的に個人間での交渉になり、誹謗中傷の書き込みが削除されないケースが多いのが現状です。
自分のブログ記事やコメントを削除する方法
自分が管理するはてばブログにスパムコメントや自分および第三者の権利を侵害する誹謗中傷のコメントが投稿されれば、自分自身の責任で削除や非表示の対応をとる必要があります。
はてなブログのガイドラインでは、自分が作成したブログ内のコンテンツは記事本文だけでなくコメント欄も管理は自身の責任で行うものとされています。
ブログ管理者は自分のブログに投稿されたコメントの削除や表示・非表示の設定、承認制の適用のほか、特定の投稿者のブロックができます。管理者が自由に判断でき、投稿者が削除に異議を唱えたることはできません。
つまり、自分のブログであれば誹謗中傷など問題のあるコメントが書き込まれて、削除や非公開、コメント欄の閉鎖等の処置を取ることが出来るのです。

はてなへの申立で削除できなかったときの対処法
はてなブログへの削除申立が受理されなかったり、削除できないと判断されてしまったら、裁判所に削除仮処分の申立を行い法的手段で削除できます。
仮処分は裁判所が行う暫定的な処置です。裁判の判決と同様の効果をもちながら、裁判よりも早く結果を出せるのが特徴です。通常の裁判であれば判決が出るまで半年から1年ほどかかるところ、仮処分なら1~2か月と短期間で済みます。
Google検索から消す方法
はてなブログにある誹謗中傷の記事やコメント自体は削除されても、Googleの検索結果から消えるにはしばらく時間がかかるのが普通です。検索結果に表示される間は、検索したユーザーの目に触れる恐れがあります。
これは、検索エンジンにキャッシュが残っているのが原因であり、主な対処法は2種類あります。
1つは自然に消えるのを待つ方法です。時間が経てばいずれGoogleのクローラーがページの削除を検知し、検索結果から該当の書き込みは削除されます。
しかし、いつ消えるかは分からず長ければ半年以上かかると言われています。
2つめはGoogleサーチコンソールから、Googleに「古いコンテンツの削除」を依頼する方法です。
Googleサーチコンソールにある削除の項目から「新しいリクエスト」を選び、誹謗中傷が掲載されたページのURLを入力しリクエストを行います。承認されるとGoogleから該当ページのキャッシュとスニペットの削除が実施されます。
はてなブログの投稿やコメントが削除されない場合の対処法
誹謗中傷のような悪質な書き込みに対しては、できるだけ迅速な対策を取ることが大切です。
はてなブログは削除の依頼をしても、すべて認証されるわけではありません。しかし、放置すると誹謗中傷のような悪質な投稿が半永久的に誹謗中傷が残りはてなブログ以外にも拡散する恐れがあります。
法的措置を検討する
はてなブログで誹謗中傷のような被害に遭ったら、法的措置を検討してください。刑法上の犯罪に該当する書き込みはネット上には存在しています。

書き込みの投稿者を特定する
はてなブログへの投稿者は匿名であっても、情報流通プラットフォーム対処法(旧プロバイダ責任制限法)第4条の発信者情報開示請求で特定できます。
相手の特定には2回の開示請求が必要です。
1度目ははてな運営に投稿者のIPアドレスなどの情報開示を請求し、相手の利用している接続プロバイダを特定します。任意で開示してもらえなければ裁判所に仮処分を求め開示仮処分の申立をします。
2度目の請求はセル賊プロバイダに対し、氏名や住所など投稿者の個人情報開示を求めます。
利用者のプライバシー保護の観点もありプロバイダが開示を拒否することが多く、法的手続きを行います。仮処分ではなく正式な裁判で開示を求めるため、判決が出るまでに8~10か月程度の期間を要します。
プロバイダが保有しているアクセス記録の保存期間は決まっており、裁判が長引くと記録が消去され勝訴しても開示ができなくなる可能性があります。そのため、プロバイダに対しクセス記録削除禁止仮処分を求めておくと安心です。

投稿者の法的責任の追及
誹謗中傷した犯人を特定できれば、相手に民事上や刑事上の法的責任を追及できるようになります。
民事責任……名誉毀損や業務妨害など不法行為に対する損害賠償・慰謝料の請求。
刑事責任……刑法上の犯罪行為。はてなブログへの投稿では具体的な事実に基づいた誹謗中傷なら名誉毀損罪が、嘘の情報で信用を傷つけられたなら信用毀損罪などが当てはまります。
弁護士に相談する
はてなブログの誹謗中傷が削除されないときは、削除仮処分など法的手段で削除する方法を考えます。しかし、法律の知識がないと正しく手続きするのは難しいでしょう。
そのため弁護士に相談するのがおすすめです。インターネットの問題や人権問題に強い弁護士は、ケースに合わせた適切なアドバイスをしてくれます。はてなブログの誹謗中傷もスムーズに削除できると思われます。
弁護士費用が心配ですが、初回の相談料は無料、着手金は無料といったサービスがある事務所を選んでください。費用を心配しなくても良く、気軽に弁護士を利用できます。
まとめ
はてなブログにある誹謗中傷の記事やコメントの削除は、はてなへの申請が必要です。しかし、対応してもらえるとは限らず、法的な手段が必要になるケースもあります。
個人での対応が難しい面が多いため、法律の知識が豊富な弁護士に相談し削除するのが良いでしょう。
はてなブログはSEO対策ができ検索で上位表示されやすく、誹謗中傷が多くの人の目に触れる可能性が高いです。放っておくと拡散されやすいのは注意点です。
初回相談料無料の弁護士事務所なら、話を聞いてもらうだけなら費用はかかりません。誹謗中傷に対しては、できるだけ早く対策を取るのがおすすめです。

2010年、早稲田大学卒業後、同大学大学院法務研究科を修了し、2016年東京弁護士会にて弁護士登録。都内法律事務所での勤務を経て独立し、数多くの人を助けたいという想いから「弁護士法人あまた法律事務所」を設立。
▶︎柔軟な料金設定
・初回相談【無料】
・ご相談内容によっては【着手金無料】
▶︎いつでもご相談いただけます
・【土日・祝日】ご相談OK
・【夜間】ご相談OK
・【即日】ご相談OK
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