離婚を回避する方法は?別れるきっかけとなるタイミングは?

夫婦の離婚問題

いきなり相手から離婚の話を切り出された!自分に非があるのならば、謝罪して改めることによって許してもらえるかもしれません。

しかし、全く思い当たることがないとか、相手が家から出ていってしまって話し合うことも難しい場合はどのようにしたらいいのでしょうか?

この記事では離婚を回避する方法についてまとめています。

執筆・監修者、豊川祐行弁護士

2010年、早稲田大学卒業後、同大学大学院法務研究科を修了し、2016年東京弁護士会にて弁護士登録。都内法律事務所での勤務を経て独立し、数多くの人を助けたいという想いから「弁護士法人あまた法律事務所」を設立。

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離婚の原因で多いものは?

【離婚原因ランキング】

男性女性
1位性格の不一致性格の不一致
2位精神的な虐待を受けた生活費をくれない
3位その他精神的な虐待を受けた
4位異性関係(不倫)DV(肉体的な暴力)
5位親族との関係が悪い異性関係(不倫)
6位性的な不一致その他
7位浪費する浪費する
8位同居に応じない家事をしない
9位DV(肉体的な暴力)性的な不一致
10位家事をしない親族との関係が悪い

 

平成29年度の裁判所での離婚原因統計によるランキングを見ると、離婚原因の第一位は男女ともに「性格の不一致」です。これは統計を開始してから毎年離婚原因の一位になっています。

2位以下を見ると男女によって、何が離婚の要因となってきているのかだいぶ違っているのがわかります。一概には言えませんが、経済的な問題で離婚を考えるのは女性が多く、相手の親族との関係性や性の不一致などで離婚を考えるのは男性が多いようです。

性格の不一致などで、お互いがこれ以上一緒にいることは難しいと考えた上での離婚ならば、二人が離婚届けを提出するだけでスムーズに離婚が成立しますが、他の理由の場合、相手から一方的に離婚の意思を伝えられてしまい、自分は離婚したくないけれどもどうしたらいいかと悩みを持つ方も少なくありません。

離婚を回避する方法とは?

自分は離婚したくないのに相手に一方的に離婚の意思を伝えられてしまった時にはどのようにして離婚を回避すればいいのでしょうか?

当事者間での話し合い

まず相手が何故離婚を考えるようになったのかその理由を知らなければ、離婚を回避することもできません。理由によっては話し合うことにより、離婚という手段とは別の方法を見出せる可能性もあります。

不倫など、自分に大きな非がある場合、相手が離婚を決意して話し合いに応じてくれないケースも少なくありません。直接話し合いができない場合であれば、相手に対して手紙を送ったり、LINEやメールなどで話し合いをしてみることも何もしないよりは効果があります。

第三者に仲介してもらう

相手が話し合いに応じてくれない場合、お互い共通の知り合いや親族に頼んで仲介してもらうのも効果的です。結婚式の仲人さんが共通の知り合いであれば依頼しやすいと思いますが、依頼できない場合は共通の友人や親族に仲介をお願いしましょう。

仲介する相手が、自分と同様に二人が離婚するのを望んでいないというのが大前提になりますので、離婚の理由などを聞いて「離婚もやむを得ない」「離婚した方がお互いの為になる」と考えているならば逆効果になってしまう可能性があります。

家庭裁判所に調停を申し出る

離婚に関しての調停と聞くと離婚を成立させるための離婚調停を思い浮かべる方が多いですが、それとは全く逆に夫婦を正常な関係に戻すための調停「円満調停」というものがあります。

円満調停は相手の居住地にある家庭裁判所に申し立てを行うことにより、調停委員が二人の言い分を聞き、円満な解決を目指します。

離婚の意思がある場合、本人同士の話し合いだと感情的になってしまうことがあり話がうまく進まないことも多いですが、第三者である調停委員が仲介することで、基本的にお互いが顔を合わせることなく調停を行うことができることも円満調停のメリットになります。

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離婚届不受理の申し出を行う

離婚届けは双方が記載して届け出ることが基本ですが、実際、夫婦どちらかが一方的に届け出を出すこともできてしまいます。その場合、記載漏れなどがなければ間違いなく受理されてしまうので、相手が離婚届けを一人で出す可能性があるならば、離婚不受理届を申し出て、届け出を受理しないようにしておく必要があります。

POINT
夫婦どちらかが一方的に届け出を役所へ出すこともできてしまう。
離婚不受理届は、自分が住んでいる自治体の役場に届け出用紙が用意されています。自治体のサイトでもダウンロードして記載することができます。

以前は、届け出をしても有効期間が6ヵ月と決められていましたが、現在は、法律が改正され、届け出を取り下げない限り効力は失われません。

相手に離婚の話を切り出された時のポイント

いきなり相手に離婚の話を切り出された時にはどんなことに気を付けて対応すればいいのでしょうか?

感情的にならない

お互いが冷静に話し合いを行うことが大事ですが、離婚の話を切り出してきた場合、今まで溜まっていたものが一気に爆発して相手が感情的になっているケースも少なくありません。

感情的な相手に対して、自分も同じように感情的になってしまうと破局への道を進んでしまう可能性が高いです。離婚という事態を避けたければ、どんなに相手が感情的な態度で話してきても自分は冷静さを保つことが必要です。

相手の言い分を聞くことに徹する

離婚の原因は何か?これがとても重要なことです。

離婚を考えている相手には、今まで我慢してきたことがたくさんあるかもしれません。
しかし、その全てが離婚の原因になっているのではなく、本当に我慢ができない離婚を決意させる理由というものがあるはずです。

相手の話を冷静に聞きながら我慢できない原因は何か?を探してください。

自分が悪い点があれば謝罪する

相手から離婚の話を切り出されたときに、自分に非があるならば素直に謝罪することです。自分の非を認めなかったり、嘘で隠すようなことをすることによって二人の関係性はさらに悪化してしまう可能性があります。

裁判で強制的に離婚させられることもある

離婚をしたくないと思っていても、裁判で離婚理由が正当と認められてしまった場合は、離婚せざるを得なくなってしまいます。

離婚理由が正当化される理由としては「悪意の遺棄」というものがあります。
夫婦には「同居の義務」「扶助の義務」「協力義務」があります。

お互いに、またはどちらかが義務を果たすことなく放置していた場合、悪意の遺棄と見なされて離婚理由として正当化されてしまいます。

離婚についてまとめ

前述したように、まだお互いが話し合う余地が残っているのであれば共通の友人などに相談することで、二人の関係が改善するケースも少なくありません。

しかし、「相手が全く話を聞いてくれない」「家から出ていって連絡を取ることもできない」ような場合に離婚を回避するならば、調停や離婚届不受理などの法的な手段を使って一時的に離婚を止める方法があります。

弁護士事務所では、離婚に関する相談を無料で受け付けているところも多いです。
相談することで二人の関係性を改善することは難しいかもしれませんが、法的な手段としてどのように動けばいいのかなど、今までの経験を活かしたアドバイスを行ってくれます。

執筆・監修者、豊川祐行弁護士

2010年、早稲田大学卒業後、同大学大学院法務研究科を修了し、2016年東京弁護士会にて弁護士登録。都内法律事務所での勤務を経て独立し、数多くの人を助けたいという想いから「弁護士法人あまた法律事務所」を設立。

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