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「過払い金」請求のテレビCMが最近少なくなったと思いませんか?
もしかして、もう過払い金は請求できないのでは?と思っている人も多いのではないでしょうか?

実際、今でも過払い金の請求は可能なのか?いつまでに請求したらいいのかなど
この記事では過払い金の請求についてまとめています。

そもそも過払い金とは?

現在、貸金業者が融資するときの利息の上限は利息制限法の上限20%を超えてはならないと決められています。しかし、利息制限法には罰則規定がなく、以前は利息制限法よりも上限の高い、出資法の上限までの利息を取る貸金業者が多数いました。。

出資法の上限は29.2%なので、多くの貸金業者が利息制限法と出資法の上限の間の数値(グレーゾーン)で利息を取っていました。

しかし、2006年12月に貸金業法が改訂され、2010年6月に改正貸金業法が施行されると、今までのグレーゾーン金利が撤廃され、過去に利息制限法の上限を超えた利息分を支払っていた場合、過払い金として返還を請求できるようになりました。

過払い金は自分から手続きをしなければ返還されない

利息制限法の上限を超えた利息を設定し貸し出しを行うことは違法になりますが、グレーゾーン金利の時代は、その時点では罰則がありませんでした。業者側が自ら利息を再計算して返還を行ったり、過払い金を返還するように命令が下ることはありません。

あくまでも、借入していた本人か代理人である弁護士が過払い金返還訴訟を提起することで、過去に支払った利息分を現在の利息上限法の数値に引き直して再計算され、過払い金が返還されることになります。

過払い金の申請に期限はある?

過払い金の請求には10年という期限があります。

2010年に貸金業法が改正されてから、多くの貸金業者が今までのグレーゾーン金利を見直し、利息制限法の上限に合わせて設定したことから、過払い金の請求期限は2010年から10年間と思っている人もいますが、返済の状況によって過払い金の請求期限は変わります。

・借金を完済した人の場合
過払い金の消滅時効は最終取引が行われた翌日から計算して10年になります。

(例)2010年以前に利息制限法の上限を超える金利で借りており、完済日が2012年2月1日の場合は、10年後の2022年2月2日で消滅時効が成立します。

・現在も借金を返済中の人の場合
2010年以前から貸金業者の融資を利用していて、一度も完済することがなく現在も返済を継続しているのであれば、まだ消滅時効の成立はカウントされません。

ただし、返済を滞納している場合であれば、最後に取引(借入でも返済でも可)があった日の翌日から10年後に消滅時効が成立します。

完済から10年経っても過払い金請求は可能?

返済終了から10年経過すると過払い金請求ができなくなりますが、以下のようなケースにおいては請求が可能な場合があります。

・完済した後も同じ業者から借り入れを行って返済中の場合
2010年以前に借りた分については一度完済をしているものの、その後同じ業者から借り入れを行い、まだ返済途中である場合、完済した分を含めて過払い金の請求が可能なケースがあります。

ただし、一度完済した時に契約を解除してしまい、その後、再び契約を行いお金を借りている場合や、完済した後に再び借入を行うまでの期間が長期に渡る場合は、その時点で取引が一度終了したと見なされる可能性が高いです。

・不法行為による取り立てが業者にあった場合
違法な取り立てや、業者に脅迫されたりして返済を完了した場合、「不法行為の損害賠償」として過払い金を請求することが可能になります。

損害賠償の請求期限は、損害及び加害者を知ってから3年になるので、任意整理を弁護士に依頼した時、業者に取引履歴を開示要求してそこで損害を知ったのであれば、その時から3年後まで過払い金の請求を求めることが可能になります。

過払い金はいくら発生している?

利息制限法の上限金利
・10万円未満  20%
・10~100万円  18%
・100万円以上 15%

2010年以前のグレーゾーン金利(25%)で100万円を借りていた場合、どのくらいの過払金があるかケースを挙げて説明します。

・1年で完済した場合

100万円×25%=25万円

当時の金利では100万円の借り入れをおこなった場合、1年で25万円の利息が取られていました。

100万円×15%=15万円

現在の利息で計算すると1年間にかかる利息は15万円になるので

25万円-15万円=10万円

二つの利息の差額分10万円が過払い金になります。

・10年で完済した場合
100万円の融資限度枠があり、一度100万円を借りてその後、融資枠の中で返済や借入を繰り返しており、10年間で完済できた場合

100万円×25%×10(年)=250万円

現在の利息で再計算すると

100万円×15%×10(年)=150万円

250万円(グレーゾーン金利)-150万円(現在の金利)=100万円

10年では100万円もの過払い金が発生していることになります。

過払い金請求のタイミングはいつがいい?

過払い金請求のタイミングは二通りあります。

・完済後に過払い金を請求する
借入金を全て完済してから、消滅時効が成立する前に過払い金を請求することで、今まで支払った余分な返済分を取り戻すことができます。

・返済中の業者に対して過払い金を請求する
借入や返済など、現在でも取引を行っている業者に対して過払い金を請求する場合、過払い金の方が借入の残金よりも多いのであれば、相殺することにより完済が可能になります。

過払い金よりも残金が多ければ、完済にはならずに任意整理という形にはなりますが、残金が少なくなることにより完済までの期間が短くなります。

過払い金請求の注意点は?

払い過ぎたお金を取り戻すだけなのでデメリットと呼べるものはほとんどありませんが、一つだけ注意しなければならないのは、返済中の場合、取り戻した過払い金で借金を相殺し、完済にならなかった時にはブラックリストに掲載されてしまうということです。

ショッピングの支払いには過払い金は発生しない

過払い金の対象となるのは、キャッシングや融資などになり、ショッピングについては過払い金は発生しません。そのため、キャッシングとショッピングがどちらも可能であるカードを利用していた場合、キャッシングの方で発生した過払い金で相殺を行い、キャッシングは完済できても、ショッピングの方で残金が残っていたら完済にはりません。

合併した貸金業者からの借入

アイフルやライフカードなど、借入当時は別会社であり、別々にお金を借りていても、現在合併している場合は、過払い金によってどちらの会社にも残金がなくなるかどうかを確認しなければなりません。どちらかが完済できなかった場合は、任意整理という形になってしまいます。

保証会社の借入も確認が必要

消費者金融は銀行系の保証会社についているケースが多いです。

例えば、アコムは三菱UFJ銀行の保証会社、レイクは新生銀行の保証会社など、大手消費者金融のほとんどが銀行系の保証会社になっています。

過払い金で消費者金融からの借入を完済できた場合でも、銀行系のローンの借入が残っているのであれば、ブラックリストに載る可能性があるので注意が必要です。

ブラックリストに掲載されないための返済方法

過払い金で完済できた場合はブラックリストに掲載されません。また、完済後に過払い金を請求した場合もブラックリストには掲載されません。

複数の業者からの借入があり、既に完済済みで過払い金が発生しているものがあれば、過払い金を請求し、取り戻したお金で他の業者への返済を行ったり、過払い金で完済できる業者のみ請求を行うことにより、ブラックリストに掲載されることなく過払い金で借金を減らすことができます。

過払い金がよくわからない場合は早めに弁護士事務所へ

2010年に法律が改正されてから、約10年経過しています。
それ以前から借り入れと返済を繰り返しているのであれば、過払い金を請求できる可能性があります。

実際、いつから借りていたのか?請求することでいくらくらい過払い金が戻ってくるのか?自分ではよくわからないという人が多いでしょう。

過払い金は請求することでほとんどが返還されるものになりますが、自分で請求するか、弁護士に依頼する以外取り戻す方法はありません。

過払い金についてよくわからないのであれば、無料で借金問題の相談を受け付けている「弁護士法人あまた法律事務所」の法律相談を利用してみてください。

弁護士法人あまた法律事務所は、債務整理や過払い金の請求など借金問題に特化した法律事務所です。過去に幾度も借金に苦しんでいる人を救ったという自負があります。

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